cafeロジウラのマタハリの日々

名古屋駅西にある隠れ家的な小さなカフェ、cafeロジウラのマタハリ春光乍洩です。2001年7月から営業しています。 http://cafematahari.com

プレゼント、その向こう側

先週は15周年感謝ウィークだったため、いろんな方からお花を頂いた。

お花を頂くと、勿論それを贈ってくださった方へ思いを馳せるじゃないですか。でも、なんかそれだけじゃないんだ、ってことに気付いたんですよ。

ある日、おっきなアレンジメントフラワーが届いたんです。わッ、大きい!ってまず最初にびっくりして、中に入らないから店の外においてくださいってね、それを持ってきてくれた男の人に言ったんです。営業前の仕込みの時間だったから私の言い方はいつも以上に無愛想だったかもしれない。外に置いてもらって、そこに刺さっている記名札を見てやっと、私のいつもの友達だと知って、またちょっとびっくりした。てっきり同業者の人たちからかなと思い、そんなに普段から会っている友達からだとは思っていなかったから。

大きなアレンジメントフラワーを持ってきてくれた男の人はそれを床に置いた後、「じゃ、どーもー」と言って一旦すたすたと去ろうとして、それから急にまた戻ってきた。

「あ、アジアン風にって、言われたんですよ」

一瞬、なんのことかわかんなかった。あ、この花のアレンジのことか。

「あ。あー、なるほど」

うちの店の前のお肉屋さんで働いている女性が「わー、素敵だねー。きれいー!」と言っている。そこでようやく私は、このおじさんは単に配達をしてくれた人ではなく、この花を作ってくれた人でもあるんだと気付いた。

「ホントだー。ありがとうございます!」

おじさんにそう言うと、その人はニヤニヤして帰っていった。

私さ、なんかダメだな、日々の中で大事なこと忘れてるんだなって気付いたんだ。

お花の向こうにはそれを贈ってくれた友達がいることはわかってはいたけれど、その注文を受けて作ってくれた知らない誰かが必ずその向こう側にいるんだってこと。どんな物の向こう側にも、誰かがいるってことを。

また別の方もかわいいひまわりのアレンジメントフラワーを持ってきてくださったのだけど、それはその方の好きなお花屋さんで、そのお花屋さんは心を込めて作ってくれたのだなあ。

15周年ライブの時も、ものすっごくおおきな手作りクッキーを頂いたのだけど、それを作ってくれたクッキー屋さんはうちの店のことをご存知だったそうで、そういう方がきっとどのクッキーにもそうであるように心を込めて作ってくれたものだったということを、あとから知った。

プレゼントの向こう側には、それを贈ってくれた友達の気持ちと、それを作ってくれた見知らぬ方の心が入っているのだなあと思うと、大雑把な私だけれど、それに報いるよう丁寧に生きなければ、丁寧に感じなければ、と思うのです。

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先週いただいたお花は、まだまだ元気!

 

さて今日は金曜日。月末です!

皆様のご来店を心よりお待ちしております!