cafeロジウラのマタハリの日々

名古屋駅西にある隠れ家的な小さなカフェ、cafeロジウラのマタハリ春光乍洩です。2001年7月から営業しています。 http://cafematahari.com

新しい人生へ。

昨日は昼も夜も忙しかったです!

ありがとうございます!!

お昼は、古くからの友達夫妻が来てくれました。

私とその友達は性格は全然似てないし、なんだかお互いに遠慮がなく、これまで激しい喧嘩になったことも多々ありますが、どういうわけか根拠のない自信ですぐにお調子に乗る、というところがとても似ています。何をやるにしろ、最初の入り口のアイデアだけがまずはポッと浮かんで、もうそれで90%出来たようなつもりでニヤニヤして、ギリギリになって「あれ、全然出来てないじゃん!」と焦るところなどそっくりです。

その友達と喋って、久々に涙が出るほどバカ笑いして、そしてお互いのやる気を勝手にフル充填しました。

 

夜も素敵なお客様に恵まれ、良い時間を過ごし、閉店後に山のようになったグラスや器を片付けていた、夜22時。

扉を軽くノックする音と共に、近所の会社の方が顔を覗かせました。

「こんばんは・・・? あれ、どうしたんですか?」

「こんばんは。あの、実は僕、今月で会社、辞めるんですよ。それでそのご挨拶に・・・」

 

同業者の飲食店友達とも話すのですが、不思議なことに自分の店のものすごく近くの方たちって、実はあまり利用してくださらないんですよね。同じビルの方とか、すぐお隣の会社だとか。きっと、ちょっと休憩したりごはんを食べたりって、あまり職場に近すぎると落ち着かないようで、ほんの数分歩いた距離の場所を好まれるように思います。

それで、うちにとってそのごく近所の会社、仮にA社としますが、そこで働く人は殆どうちにはいらっしゃいません。しかし毎日すれ違うので挨拶だけは必ずします。

昨夜いらっしゃった方は古くからA社で働く、とてもマジメで優しそうな方で、私は勝手に「A兄さん」と心の中で呼んでいました。

 

「あらー、お辞めになるんですか。寂しくなりますねえ」

「それで、いろいろお世話になったので、これを」

と言って、素敵なケーキを持ってきてくれたのです。

いやいや、お世話とか、こちらは何もしてないし、残念ながらA兄さんはうちにごはんを食べに来てくれたこともないのだし、わざわざご挨拶に来てくれて、しかもこのようなものを頂くような筋合いもないのですけど・・・。でも、A社の社員さんの中でA兄さんとはすれ違うご挨拶程度でも一番お話したほうだし、いつもチャキチャキと歩き、遅くまで仕事をしているA兄さんに勝手に親愛の気持ちを抱いてたんですよ。

立ち話で、僅かな時間ながら、A兄さんのこれまでとこれからの話を少し伺いました。

「新しい人生の始まりですね!」と私。

お互いに、元気で、そして楽しく過ごしていきましょうね!そう言ってお別れしました。

そういえば数ヶ月前にも、あるA社のある男性社員とすれ違いざまに、「あ、僕、今日で退職します。いろいろありがとうございました」って言われたことがありました。「えー、びっくり!!えーと、お元気で!!」ってその時は慌てたように答えたんです。

きっと会社の中でも、労苦を共にした仲間に、またはいろいろあった相手とも、様々な気持ちでお別れを言葉を交わしているのでしょう。でも、今考えるきっと、職場の人に言うのとは違った感情で、別の誰かにさようならを言いたかったのかもしれないな。

そんな風に、さようならを教えてもらえて、言ってもらえて、嬉しいなという気持ちと、そこで静かにフェイドアウトしていくような寂しさを感じます。

 

さて、今日は祝日ですので、

11:30~21:00まで終日営業しています。

お待ちしてます!