cafeロジウラのマタハリの日々

名古屋駅西にある隠れ家的な小さなカフェ、cafeロジウラのマタハリ春光乍洩です。2001年7月から営業しています。 http://cafematahari.com

俳優 宇野祥平

先日の休みに横浜聡子監督「俳優 亀岡拓次」観てきました。

kametaku.com

ジャーマン+雨」などの横浜聡子監督だしね、音楽は大友良英さんだしね、そして脇に宇野祥平さんが出てるしね! わーい、宇野さん!!

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映画の中で、宇野祥平さんが脇役専門の俳優として登場するシーンでは、安田顕さん映じる「亀岡拓次」が、

「あ、宇野くん」

って言うんですけど、そこで客席からは「ぷぷぷーッ!」とか「クスクス」と言った笑い声が聞こえてきて、なんだか幸せな瞬間だったなあ。

「俳優 亀岡拓次」以外にもここしばらくは宇野さんをスクリーンで拝見できる映画、いっぱいですね。

前野弘二監督「セーラー服と機関銃・卒業」とかシネマスコーレの白石監督祭りとか。

宇野祥平さん、ずっと更新は止まってますけど、「ムービー・イズ・マイン」というブログ、すっごく面白いです。ていうか、ヤバいです、たまに泣けます!

この宇野さんのブログを基にして「俳優 宇野祥平」って映画ができたらいいのになあって前から思っているんですよ。お時間のあるときに全部辿って読んでみることをおすすめしますよ。

ムービー・イズ・マイン | リトルモア広場

 

ところで映画、「俳優 亀岡拓次」観て思ったんですけど。

例えば料理が好きだとか接客が好きだとか洋服が好きだとか土に触れているのが好きだとか人前に立つのが好きだとか、そして映画が好きだとか演じることが好きだとか、いろんなものに対する「好き」が最初にあって、それを基点として職業を選択してるとするじゃないですか。

でも、職業になっていくと、その「好きだ」という気持ちよりも時には人間関係のバランスとかしがらみとか、そういうことで何かを選択せざるを得ない瞬間があったりします。生計を立てていく上でいかに儲けていくかということで選択する瞬間もあります。その職業で生きていくって、そういうことなんだと思います。それでも、最初の「好きだった気持ち」は消えてしまうわけではなく、日々に埋もれがちになるけれどもふいっと頭をもたげる瞬間ってあるんですよね。

この「俳優 亀岡拓次」にはそういう瞬間がいくつもあって、そこにとてもハッとさせられました。きっと多作なんだろうVシネ監督の、長年脇役を演じてる俳優、亀岡も、ただの映画ファンに戻る瞬間をこの映画では描いているんですよね。そこが本当に好きでした。

 

いつだってそういう、「ただの○○好き」の気持ちに何度も何度も立ち返りながら、進んでいきたいな、と思う、そんな日々です。

 

今日も皆様のご来店を心よりお待ちしております。