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cafeロジウラのマタハリの日々

名古屋駅西にある隠れ家的な小さなカフェ、cafeロジウラのマタハリ春光乍洩です。2001年7月から営業しています。 http://cafematahari.com

さらばと言って前に行く

昨日と今日は定休日でした。

明日は祝日なので終日営業です。

営業時間は11:30~21:00まで。

ランチタイム 11:30~14:00ラストオーダー

カフェタイム 14:00~17:00(ドリンク・デザート・軽いおつまみメニューなど)

ディナータイム17:00~21:00(ラストオーダー20:00)

心よりお待ちしております。

さて、昨日のお休みは、センチュリー・シネマでゴダールの「さらば、愛の言葉よ」を観てきました。

「さらば、愛の言葉よ」は3D作品。ゴダールは84歳。この年にしてなんと3D作品を撮ったのですよ。

ただ残念ながら名古屋では2D上映なのですが・・・。

作品は、「3D」というものを徹底的に生かし、利用し、そして挑戦しているのだと思います。

右と左に分かれ、ボリュームも大きくなったり小さくなったりの不自然な音。最初の数フレーズだけ流れるチャイコフスキーの「スラブ行進曲」の不穏な弦の音。

時に鮮やかすぎる色、ブレて映し出される人や物のライン。

そして散文的な会話。

是非これを3Dで再び観たいと強く思ってます。

ところで私は「○○は終わった」というフレーズが好きではありません。

○○はなんでも結構です。政治でも、音楽でも、映画でも、スポーツでも、街でも。

そう言う表現者も、そう言う受け手も、私は信用できないなあと思っています。

映画もサイレント映画からトーキーへ。モノクロからカラーへ。フィルムからデジタルへ。

そして3Dも生まれました。

その節目節目に「映画はもう死んだ」と言う人もいたのではないでしょうか。

私も最初3D作品が登場した頃は、今まで平面のスクリーンの中に私たちはいくらでも奥行きを脳内で想像してみていたのに、3Dなんてその想像力が失われるのでは、と思っていました。

でも、80歳を越えるゴダールは「俺なら3Dを使ってこう映画を撮る!」って言って(言ったかどうかはわかりませんが)、そしてこんな映画撮っちゃったんですよ!

物事は、良くも悪くも変化していきます。

変化の前には不安だって生まれます。

その中で、「終わった」なんて言わずに、変化を受け止めて「それなら自分はこうする」っていうほうが、素敵じゃないですか。

答えは、進むばかりじゃなく「それなら自分は止まる」でもいいし「それなら自分は逸れる」でもいいです。ただすぐに「終わった」っていうのはつまんないなあと思うのです。

ゴダールの「さらば、愛の言葉よ」を観て一番感じたのはそれでした。

さらばと言いながらいつでも進んでいくゴダール

1/31(土)公開 『さらば、愛の言葉よ』 予告篇